スタッフインタビュー

仕事内容は?

いまはBSフジの「BOAT RACE ライブ勝利へのターン」という番組のほうについていて、ここの番組の班には丸々2年いて、もうすぐ3年目に入るところなんですけど、最初はロケディレクターとして入って、番組作りの雰囲気を見ていきつつ、2019年の頭から一応スタジオディレクターっていう立場で、中継をするときのサブっていうところに座らせてもらったりとか、それは交代でなんですけど、一応そういうポジションをいまさせてもらってます。

ロケディレクターからスタジオディレクターにステップアップする中で、変わったことは?

動かす人の数ですね。ディレクターは基本自分が番組を作るなかのコーナーであったりとか、フロアであったりとか、個別のセクションのなかで、こういう演技をしてほしいとか、こういうコメントがほしいとかをディレクションしていくんですけど、スタジオディレクターっていうところだと、それを全体から見て、そのサブの技術さんとかだけじゃなくて、そこで各ディレクターがディレクションしているところの総監督みたいな形で、それを指揮する役割というか、なので対応している人数がそもそも結構違うのかなっていう印象ですね。

スタジオディレクターになるために必要なスキルは?

やっぱり判断力っていうのが一番大事だと思うんですけど、やっぱ誰かが判断しないと現場が動かないので、それを素早く判断できて的確にできるっていうのが一番大事だとは思うんですけど、頼れるものは頼って、ここはこういうふうにしたいんだけど、どうしたらそれができるかっていうのをちゃんと求めて、それを協力してもらう体制っていうのを、そういう雰囲気がいまはすごくあるので、そこに助けられてる状態ですね。一人じゃやっぱできないので。

そういう体制を作るのも一つの仕事?

本当に細かい気遣いだったりとか、「今日よろしくね」っていう一言だったり、「おはよう」っていう一言で相手も「ああ、ちょっと助けてあげよう」って思ってもらえるように、こっちもそれは意識して接するようにしています。だから、自分だけじゃなくて、サブに座ってるときなんかは出演者の人ほとんど直接は会えない場所にいるので、そのスタジオに入る前の演者さんに声かけたりとか、打ち合わせのなかで「今日はこういうふうにやりたいね、お願いします」っていう、あとはそうじゃないところでも声かけてっていうのを意識してやってるっていう感じですかね。

会社と似ている?

会社だと基本いるメンバーは一緒で日々のなかで作り上げていく関係があると思うんですけど、現場になると初めて来る人もいれば、その日だけ来たりとかレギュラーじゃないメンバーもいるなかで、そういう人たちにどうやって伝えるかとか、レギュラーメンバーならどれぐらいのボリュームで伝えるかっていうのは、毎回勉強させてもらってますね。

仕事のターニングポイントは?

結構2年目のときくらいからそれがあって、私の場合、制作ってこういうものだっていうイメージがあって、それは結構大変でハードでっていうものだったんですけど、それがありつつ実際会社に入って、思ってたよりは自分では耐えれる環境だったと、想像以上のものではなかったんで、ある程度できるっていう気持ちがあったなかで、どんどん新しいことやりたいっていう気持ちが強くて、中国にいく企画があがったときに、それがちょうど2年目のときだったんですけど、誰にしようか、誰を連れていこうかという話になったときに、いきたいですってずっと言い続けて、それで主張することっていうのが、一個自分のステップアップの始まりだったのかなって思っていて、それが1回目のターニングポイントなんですけど、それはADとしてのターニングポイントで、3年目で、ロケディレクターとして初めて進みだしたときに、結構厄介で、全然乗り切れなくなったときに、2019年の頭からスタジオディレクターなんだけど、サブに座ったときぐらいから、別の自覚ができるというか、責任感とかもあると思うんですけど、そこで今まででは見えてなかったものが、ちょっとずつ見えるようになって、やっともう一段階いま上に進みだしたっていう感じですかね。

もともと、どんどん興味があるところに飛び込んでいく性格なので、それがいまに生きているって感じですね。

制作会社を考えている就活生に何か一言。

まあ制作はテレビを作るっていうふうに捉えられると思うんですけど、それだけじゃないっていうか、やっぱ芸能人に会えるっていうのも一つありますし、いままでなら絶対自分とは関われないような人と出会えるっていう、その人たちと会うことで自分の新しい発見ができる、どんどん自分をアップデートできるというか、毎日が積み上がっていく感じを肌で感じられる仕事だと思うので、最初は迷っててもいいと思うんですよ、本当にやりたいかどうかわからなくても、まずはやってみるっていうそういうふうに志してれば、できると思います。

これまでもう失敗は山ほどしてるので、失敗して当たり前なので、でもそれはちゃんとフォローしてくれてちゃんと怒るところは怒られて、一個ずつ積み上げていけばいいっていう、そもそもの会社のスタンスがあるので、だから失敗を恐れずにできる。