一緒にテレビを
つくりたくなった方はコチラ
テレビを一緒に
つくらない?
今の仕事環境をつくった
森田さんに
聞いてきました!
尾崎
森田
プロフェッショナルなディレクターになるためにはという観点だけど、<何事もプロになるためには、一万時間必要>という考え方がある。
一万時間って1日4、5時間集中してやったとしたら10年かかる計算なんだよね。つまりプロのディレクターになるために必要なことは何かと質問されたら、テレビ制作の仕事を10年続けられればなれる、という答え。
尾崎
そんなにかかりますかね?尾崎だって3年目でロケして編集していましたよ?
森田
それでいうとそれはディレクターの仕事はしているけど、プロフェッショナルになれているかどうかで言うと、プロと呼べるほどではなかったんじゃない?
尾崎
まぁ見習いみたいな感じでしたね。
森田
ただそうやって見習いをすることでも、一万時間を半分の5000時間にしたり、3000時間にすることはできるんだよね。
早くプロのディレクターになるための法則はあって、それは<全ての仕事を意味のある仕事>にするということ。
尾崎
なるほど!何も考えないで作業するより、ちゃんと考えて仕事するってことですね。
森田
例えば素振り100回やるとして、何も考えずにひたすらやるのと、一振り、一振りをどこがダメだったのかを考えながらやるのとでは成長の速度が違うよね?
それをテレビの世界でいうのであれば、1カット1つにどれだけ意味があるのかを考えられるような人が早くプロのディレクターになれる。
尾崎
そういわれると、ADの時はなんも考えてなかったなー。
森田
尾崎は見習いディレクターの段階から、考えて仕事するようになったかもしれないけれど、これをADの頃からできていれば、もっと早く仕事ができるディレクターになれるはず。
尾崎
そうだったか…他に重要なことはありますか?
森田
後はやっぱり失敗した方が良いよね。失敗した経験で学ぶという。
尾崎
個人的に失敗はかなりしてきました(笑)
森田
ただ、最近はご時世的に小さなミスも許されない世の中になってきているから、失敗の経験でなく、他人の経験談やノウハウをYouTubeだったり、本だったり、いろんなツールで見て、間接的に知識として学ぶので良い。
尾崎
本当は経験した方が身につまされるから良いんですけどね~
森田
もう一つ、プロのディレクターに必要な要素と言われたらコスパとタイパだよね。
尾崎
そこ意外とピンと来ないですが…
森田
まずコスパで言うと結局、仕事は全て一緒で、ちゃんと儲かるように仕事をするっていうのがプロ。
ある有名なアニメ監督がいて、その人はこの仕事がちゃんと売り上げがあがるかどうかを大事にしている。世間的にみるとクオリティ重視の監督なイメージだけど、ちゃんと収益のことも考えている。
尾崎
なんのプロでも、やっぱりお金を稼ぐのが大事ですね。
森田
そしてタイパで言うと、この業界もビジネスなんで、いくらみんなが徹夜しても評価されない。ちゃんと時間効率よく、良い仕事をする人間が評価されるんだよね。
尾崎
言われてみると、今のご時世的にも長い時間働けないので、短い時間で良いものをつくらなきゃいけないですね。
森田
とは言え、実際ディレクターのハードルはそんなに高い仕事だとは思わない。
作家だったり、アーティストだったりは、努力ではどうにもならない世界だと思うけれど、この業界は頑張って努力していれば、大体がプロになれる。
尾崎
ザキDはもう少し努力する必要がありそうですね…
森田
やっと、分かった?その流れで最後にもう一つ。健康管理だね。体が資本だから。
ザキD注
いろいろ聞いて、テレビのディレクターに王道は無いように思いますが、日々の意識の違いで結果は大きく変わるのだろうと改めて実感した。
ディレクターになるためには「意識づくりが重要」ということでした…
これで合っているかな?
ディレクターに早くなるためにはどうしたら良いですか?